詩と絵が作り出す冬の物語
「ゆきだるま」
詩: 武鹿 悦子
絵: 牧野鈴子
発行: ひさたかチャイルド
【あらすじ】
詩と柔らかな絵がマッチした本。
日曜日、こどもたちは雪の中、ゆきだるまを作る。月曜、火曜、水曜…、ゆきだるまは形を変えながら消えていく。春の気配だけを残して。
【この本のココが良い!】
静かな雪景色の中、微かに響き渡る音色が聞こえてきそうな詩の言葉が心地良い。
詩から読み取れる情景を想像しながら味わえる本である。ゆきだるまはなぜ溶けてしまったのか、溶けたあとには何が残るのかを子供と話してほしい。冬の季節から、春の季節へと移り変わる瞬間を感じられる。